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March 16, 2006

映画「ホテル・ルワンダ」

とてつもない不安にさいなまれる。
とてつもないとはいえ、漠然としてるから「不安」なだけなんだけど(笑)。

調べたら明日で終わることがわかったので、あわてて、
昼の回で、映画「ホテル・ルワンダ」を見に行く。
060316.gif
少数民族のツチ族に支配権を与えたベルギーの分断統治により、
長年の不満が爆発したフツ族がクーデターを起こし、民族粛清に走る。
ツチ族の妻を持つフツ族の高級ホテル支配人の主人公は、
仕事上で培ったネットワークや賄賂を駆使して、
ホテルに逃げ込んできた難民ともども、生き延びる術を探る。

怖い映画だ。
人間というのは簡単な理由で人を殺す。
民族が絡むと、子供すら「将来の火種」として躊躇無く殺される。
(そもそも、ツチ&フツは、ベルギー政府が見た目で設定して登録したんだと)
しかも、中国製の安いナタを使うのが、アフリカを舞台にしたこの作品。

昔見た、BBCのドキュメンタリーを思い出す。
小学校低学年のクラスで、ある日先生がいう。
「今日から、目の青い人は目の黒い人よりも優秀です」
あっという間に、青い目の子供たちが黒い目の子供たちをいじめる。
次の日は、逆に、黒目の方が優秀と決めると、逆のいじめが起こる。
三日目に、「目の色なんかで優劣は決まりません」と説明し、
子供たちにどういう気持ちだったかを話し合わせた。

バカバカしい実験だが、こんなバカバカしいことが実際に行われているのだから怖い。
日本も少しずつ、正社員vs非正社員、関東vs地方など、対立項が生まれつつある。
この程度の火種でも、ちょっと火に油を注げば、いくらでも大火になるのだ。

実際、民族同士殺しあうのは民衆の悲しい性だ。
なかなか、映画の主人公のような達観した立場には居られない。
俺なんか、寝てる間に叩き殺されるんだろう(笑)。

なかなかむずかしいテーマだけど、
意外にきちんと恐怖映画として成り立ってもいるこの作品、星四つ。

夜、帰宅したら留守電に「夕方に駐車場代を取りに行きます」と入ってた。
ありゃ、よりによって今日じゃなくても良かったのに。

晩飯、コロッケ。

投稿者 しど : March 16, 2006 02:48 AM

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